小名浜本町通り芸術祭2017感想

小名浜本町通り芸術祭2017が終わりまして。
二週間近くが過ぎてようやく落ち着いてきました。
10月8日、9日の二日に渡って開催された小名浜本町通り芸術祭について少しお話できたらと思います。

【実行委員長による小名浜本町通り芸術祭2017振り返り記】

・準備編

フィルム写真展示について

実は芸術祭のスタートアップ会議のときにチラッと案が出てたくらいで、その段階ではまだ「展示かあ、そんな大掛かりじゃないよなあ」くらいにしか思ってなかったんです。
そうしたら、きちんとしたひとつのコンテンツにしてくださって「あっ、これは気合いを入れなくては」と背筋が伸びたのを感じました。
最終的には店舗一件分、シャッター4枚を私ともうひとりで展示するという形になりました。
自負してしまいますが、だいぶ見応えのある展示になったのではないでしょうか。
もうひとりの方が今まで撮りためていた地元の写真+鉄道写真の二本立てという、盛りだくさんの内容での展示だったのが大きいと思います。皆さん、懐かしそうに見ていたのが印象的でした。

巡っていって

今回展示したシャッターには桜が描かれています。

第1回目の芸術祭にて公開制作が行われて、当時の店名に『桜』が入っていたからです。ひそかに「桜のシャッター」と呼んで気に入っていました。
桜のシャッターに展示するのは、今回が初めてではありませんでした。去年、写ルンですを使ったワークショップの作品を展示させていただいたのです。そんな経緯から桜のシャッターには縁があるなあと(勝手に)感じていました。
芸術祭初日、私の写真を買いたいという人がいたと人伝てに聞いて「二日目、会えたらいいな…」と思っていました。(初日は販売ブースにいて、なかなか展示ブースには行けなかった)
二日目、ちょこちょこシャッター前にいたのですが件の人には会えず「ああ、今回は縁がなかったんだなあ」と。ちょっと諦めていました。
そうしたら翌日。芸術祭終了間際に知人から電話がかかってきまして、初日に写真が欲しいという人と会ったから(展示ブースに)来てくれと。よくよく話を聞いたら、写真を買ってくれた方は『FILM days』の展示ブースになったシャッターの持ち主さん・桜のシャッターの管理人さんだったのです!
すごく運命を感じてしまいました。と同時に感謝でいっぱいで…縁ってやっぱりあるんだなと。

この小名浜本町通り芸術祭、主な展示場所は商店街のシャッターになります。昔は賑わいを見せた場所も、近年ではシャッター通りと化してしまい廃れていく一方でした。ならばそのシャッターを有効活用いたしましょう!という次第です。商店街なので地元の人の生活空間に当たります。
ちょっと買い物ついでに。
散歩をしていたら。
そんななんでもない、日常生活の中で展示作品に触れてもらえるというのは不思議な感じでした。特別な理由なんてなくてもいいんだ、と第1回目の芸術祭で思いました。

そんな、今年で5回目を迎えた芸術祭。

来年閉店するショッピングセンターを舞台にした、特別なものでした。
そんなタイミングでフィルム写真で展示できたのはよかったです。たくさんの人に助けられ、力を感じることができました。本当にありがとうございました。
ショッピングセンター、もっと写真に残していこう。

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